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日焼け・シミ予防には「ソラレン」を含むレモンやキウイは食べないほうがいい?詳しく調べてみた

こんにちは!管理栄養士のriwaです。


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日焼け・シミを予防する食べ物について調べていると、「ビタミンCたっぷりの食べ物(レモンやキウイ)を食べるといいよ!」という情報がある一方で、「レモンやキウイにはソラレンが入っているから、日焼けしてシミができやすくなるので注意!」と書いてあることがありますよね。


「いや、どっちやねん!どうすればいいねん!」とツッコミを入れた方も多いのではないでしょうか。


わたしは管理栄養士になるために栄養学・食品機能学を学びましたが、「ソラレン」なんて聞いたことがありません。一方でビタミンCが肌に良いのは明らかです。


直感的に「ソラレンなんて気にしなくていいんじゃない?ソラレンを気にしてレモン・キウイを避ける方が肌に悪いのでは・・・」と思いましたが、本当にそうなのか詳しく調べてみました。


この記事では、レモンやキウイに含まれる「ソラニン」の正しい情報をまとめています。


「ネットのウワサレベル」「テレビで言っていたことレベル」の情報にはウソ・誇張が多いため、「専門書レベル」の情報を参考にしています。


  • 日焼け・シミを防ぐためには、果物を食べないほうがいいのかな…と悩んでいる方
  • 果物に含まれる「ソラレン」についての詳しい情報が知りたい方


にオススメの記事となっています。


果物に含まれる「ソラレン」ってなに?

ソラレンの医学的な定義を調べてみた

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ソラレンはネットレベルの情報では「レモンなどに多く含まれていて、光毒性のある物質」と定義されることが多いです。医学的根拠がありそうなソラレンの定義は、「がん用語辞書」にのっていました。

光に感受性のある(すなわち光によって活性化する)物質で、植物から得られる


ソラレンを紫外線照射と併用することで、乾癬や白斑、皮膚t細胞リンパ腫の皮膚結節などの治療が可能となる。移植片対宿主病の治療法としても研究されている。


ソラレンはフロクマリンの一種である。ソラレンの例としてはメトキサレンがある。


ソラレンが光・紫外線に反応する物質であることは間違いないですが、皮膚病の治療に用いられているということが「光毒性」というイメージと違いますね・・・?


フロクマリンが含まれる精油(アロマ)は危険

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ソラレンは「フロクマリン」の一種ということで、「フロクマリン」について詳しく調べてみました。正しくは「フラノクマリン類」と呼ぶようです。

多くのフラノクマリン類は毒性があり、植物は昆虫からほ乳類まで様々なタイプの捕食者に対する防御機構の一つとしてこれらの化合物を生産している。

グレープフルーツやベルガモットなどの柑橘類の精油は、上記の光線過敏を引き起こすフラノクマリン類が含まれているため、外用するに当たってはフラノクマリン類を取り除いてあるかどうか確認する必要がある。


「毒性」「光線過敏」というキーワードがでてきましたね。


まとめると、フラノクマリン類が多く含まれる柑橘類の「精油」は光毒性に注意する必要がある、という感じですね。


「ソラレン」が日焼け・シミの原因になるのは本当?

高濃度の柑橘系アロマを皮膚に塗ると大変!

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「精油」というキーワードをもとに「ソラレン」について調べなおしてみると、アロマオイル専門店のサイトにたどり着きました。

精油の中には、肌についた状態で紫外線に当たると、皮膚にダメージを与える「光毒性」という作用を持つものがあります。当店で販売している精油の中で、光毒性を持つのは、ベルガモット、アンジェリカ・ルート、レモン、グレープフルーツの4種です。


引用:エッセンシャルオイル(精油)の光毒性について


やはり、「ソラレン」を多く含む食べ物とされる「柑橘系」のアロマオイルには光毒性があるようです。

原液もしくは濃度の高いものを肌につけて、紫外線にあたった場合には、精油の中に含まれるフロクマリン類という成分が紫外線のエネルギーを蓄積します。その後、一度にそのエネルギーを皮膚内に放出するため、光毒性効果が生じて短期間で強いタンニング、すなわち日焼けを起こします。


強い日焼けというのは火傷と同じですので、その度合いによっては、皮膚にシミとして残ってしまったり、皮膚の組織を損傷したりしてしまいます。


引用:エッセンシャルオイル(精油)の光毒性について


柑橘系のアロマオイルを肌に塗って紫外線にあたると、シミ・日焼けの原因になるようですが、「原液・高濃度で」という条件付きです。


ちなみに「どれくらいの濃度だと光毒性が起こるの?」ということも、明らかにされています。

光毒性を発揮する精油濃度
ベルガモット 0.4%
アンジェリカ・ルート 0.78%
レモン 2.0%
グレープフルーツ 4.0%

柑橘系の果実を食べるのは問題ないのでは?

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ここまで調べたことをまとめると、

  • 柑橘類に含まれる成分の「ソラレン」「フロマクリン類」は、光毒性を持つ
  • 柑橘類から抽出した精油(アロマ)を高濃度で皮膚に塗ると、日焼け・シミの原因となる


ということです。


この2つをごっちゃにして「ソラレンを含む柑橘類を食べると日焼け・シミの原因になる!」という話になったのかな?と思いました。


柑橘類のアロマを肌に塗ることと、柑橘類を食べることは明らかにイコールではないはずなのですが…


仮にイコールだとして、「高濃度の精油を肌に塗るくらいの効果があるほど、レモンを食べること」ってめちゃくちゃ大変だと思います。レモン何個分なんだろう。


ちなみに「レモンの精油の製法」について調べてみましたが、「果皮」を圧搾するそうです。果皮を大量に食べたとしたら、「肌にアロマオイルを塗ったレベル」のソラレンを摂取することになるのかもしれませんが、あまり現実的ではないですね。


まとめ

日焼け・シミ予防には「ソラレン」を含むレモンやキウイは食べないほうがいい…というウワサが本当か調べるために、ソラレンの情報についてまとめました。


ソラレンには光毒性があり、レモンなどの柑橘類に多く含まれていることはほんとうのようです。


しかし、ソラレンの光毒性に人間が影響を受ける(日焼け・シミができる)には「原液・高濃度の精油(アロマ)を肌に塗る」という条件付きです。


ソラレンを含む食べ物を食べると日焼け・シミの原因になる」わけではないということがわかりました。


しかしどうしても気になる!という方は、精油(アロマ)の原料となる「果皮」を食べないようにすると安心だと思います。


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